英国のヴェロニカ・シェルボーン(1922-1990)によって創案された「シェルボーン・ムーブメント(療法)」を、1993年に当財団が日本にはじめて紹介して以降、日本各地の療育や生活支援施設、学校などで、広く活用していただいております。
2015年には台湾の障がい児・者の支援施設より研修会開催の依頼を受け、これまで2015年5月・10月、2024年9月、2025年4月に研修会を実施してまいりました。
今回(2025年)の受講者は、教諭、作業療法士、言語聴覚士、心理士、ダンスやヨガの指導者のほかに、日本ではあまり知られていないドラマセラピストなど、多職種にわたり、参加者のみならず講師にとっても、お互いに学びの深い研修会となりました。



同じアジア地域とはいえ、シェルボーンムーブメントを行う中でも、療法に対する感じ方や捉え方、表現の仕方、創造性、空気感など日本とは異なる面もあるように思います。
来年には、台湾からの来日や、さらには、台湾での研修会の実施も予定されています。
今後の台湾における「シェルボーン・ムーブメント」の発展と台湾・日本との連携のさらなる進展を願ってやみません。
国際シェルボーン協会認定コースリーダー
公益財団法人ひょうご子どもと家庭福祉財団 言語聴覚士 衣本 真理子
▼修了証を授与しました。

▼高雄会場 地元の小学校の体育館を借りて行われました。

<シェルボーンムーブメントとは>
「シェルボーン・ムーブメント」は、道具や音楽を用いず、床の上で、人と一緒に楽しく身体を動かします。この身体運動経験は、子どもの発達を促し、大人や高齢者にとっては、自分の身体に心地よさを感じ、子どもも大人も、安心して人と関わり、自分への自信を高めることに役立ちます。
*日本シェルボーンムーブメント協会のホームページはこちら。
*研修会の受講をご希望の方は、療育研修会のページをご覧ください。
2025年5月19日