一人ひとりの個性が認められ、
大切にされる社会に

パウルのスケッチブック イラスト1

パウルはおしゃべりが少し苦手です。何か言おうと思っても、言葉がうまく出てきません。
みんなに誤解されることも多いですが、得意な絵を描くことで、みんなに自分の気持ちを分かってもらうことができます。
できないことがあっても、好きなこと・得意なことで自分を表現するパウルと、パウルを見守り、自然に受け入れる家族や友だちとのストーリー。
一人でも多くの子どもたちが、お互いを受け入れ合い、個性を伸ばしながら、地域で輝いて育ちますように。

パウルのスケッチブック イラスト2
パウルのスケッチブック
絵本「パウルのスケッチブック」

2018年に財団創立50周年を記念して、すべての子どもたちが地域で見守られながら、自分らしく、すこやかに成長していくことを願い、啓発絵本「パウルのスケッチブック」を作成しました。

  • 作:みやざきひろかず
  • 企画:公益財団法人ひょうご子どもと家庭福祉財団
  • 発行:BL出版株式会社
©Miyazaki Hirokazu

絵本の贈呈・配布について

一人でも多くの子どもたちや、ご家族の方々に手に取って頂けるよう、2018年度に絵本の贈呈・配布のための募金活動を行い、84名の方々から、温かいご協力をいただきました。
おかげをもちまして、兵庫県下の小学校、幼稚園、認定こども園、保育所、児童館、計2,576ヶ所に絵本をプレゼントすることができました。ありがとうございました。
神戸市から花時計賞、宝塚市から感謝状を頂きました。

絵本は書店または子ども発達支援センターにて販売しております。
定価:1,300円+税

ひょうご子どもと家庭福祉財団
(旧:財団法人兵庫県心身障害児福祉協会)の絵本

(1988年)財団創立20周年記念

「ぼく、どこにでもいるカバです」

  • 作・絵:みやざきひろかず
  • 発行:BL出版株式会社
  • 全国学校図書館協議会選定
  • 兵庫県社会福祉審議会推薦
  • 兵庫県教育委員会推薦
  • 神戸市教育委員会推薦
ぼく、どこにでもいるカバです

「ひとりひとり みんな ちがうんだもの ぼくは ぼく それでいいや」 この絵本のカバくんは、うれしいときに、とてもこわい顔になってしまうというひとつの障がいをもっています。障がいをとり除くことはできませんが、まわりの人たちがそれをあるがままに受け止めてくだされば、社会的ハンディキャップではなくなり、ノーマライゼーションはそこから始まります。

※ノーマライゼーション…障がい者を特別視するのではなく、障がいのない人と同じように社会で暮らしていけるようにしようという考え方です。デンマークのニルス・エリク・ミケルセン(N.E.Bank-Mikkelsem)が世界ではじめて提唱しました。

(1992年)

「サンディきみがすきだよ」

  • 作:テルマ・ロビン
  • 絵:クワン・シャン・メ
  • 訳:せきぐちみさこ
  • 発行:ブックローン出版株式会社
ぼく、どこにでもいるカバです

「仲間といっしょにいることこそ幸せ」 私たちは運動の上手な人、運動はあまり得意ではなくても、絵を描くのが上手な人など、人によっていろいろな違いがあります。アシカのサンディは、他のアシカのように宙返りなどができませんが、とてもやさしいこころを持ち、みんなを幸せにしています。できる、できない、という考えをこえて、本当に大切にしなければならないことはなんでしょうか。
この楽しく温かい動物の絵本は、オーストラリアの作家テルマ・ロビンさんがお話を書き、子どもの本のイラストレーターとして有名なシンガポールのクワン・シャン・メイさんが絵を描きました。

図書館や小学校の図書室などで、探してみてください。